話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

犬や猫飼ってると毎日楽しい③の勝手に書評シリーズ

https://youtu.be/wEegZGBZ80k 犬や猫飼ってると毎日楽しい③の勝手に書評シリーズ 猫がお尻をするシーン(笑)

 

私の好きな本の一つです!

全巻持ってるし。

今回はYou Tubeだけでやってみたよ!

 

猫と住まいの解剖図鑑を読んで勝手に読書感想文その2

猫と住まいの解剖図鑑を読んで勝手に読書感想文その2


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前にも書きましたが私が好きなことの1つに DIY があります。


この本はさすがに建築士さんが書いただけあって設計が具体的です。

飼い主さんサイトからの欲求と猫サイドからの欲求も比較にして頭を支えてくれています。

なんとわかりやすい。

猫の都合ばっかりも聞いていられないのでいかにして人間が猫と快適に暮らせるか例えばトイレ対策はよく書いて下さっています。


今回2階に猫の遊び場を作ってあげたいなと思っていたので、最初は

市販のグッズをメルカリとかで探していました。

すると猫の体が下から見えるシースルーの猫部屋とか、綱渡りするような猫のキャットウォークとか。

たくさん売りに出ていました。


なんだ案外使ってない子多いんじゃないの?

最初はラッキー安く買える!

と思いましたがこの本を読むと、

楽しくなくなって使わないまたは不安で使わないから売りに出てるんだろうと思います。


時間を短縮するには市販のものを使うのが一番いいですが、猫が使わないのでは意味がありません。

人に見せて自慢するわけではなくうちの子達が楽しんで使ってくれれば一番いいわけです。


原点はうちの実家のニャンダーランドにありました!(笑)


私の父は、実は私は大学に入るまで犬派のようでした。

でも私が大学に入る時に家にいた犬に愛情の負担がかかりすぎるといけないということで、実家にいた妹と5000円ずつお金を出し合い、

ペットショップでシャム猫と思える猫を買って実家に置いて、その猫が

子供を産み、増えて依頼

元々子煩悩な父は、すっかり猫おじさんになってしまいました。


毎日毎日猫にご飯をあげお風呂に入れ寝かしつこの前にはトイレに行かせの日々だったようです。

隣に祖祖父母の家があり、既に祖父母は他界し、祖父母の家は拾った猫達と父の書斎になっていました。


猫を外に出すとエイズになるからと

自宅敷地を全部柵で囲みました

そこには、父が手作りで作ったキャットウォークや隠れ家が車庫1台分位ありました。

まさしく元祖父母の家の中から外までニャンだーランド(笑)

私は帰省すると、自宅以外の猫達の紹介をされるというパターンになっていました。

祖父母の家まで、猫達が占拠する前は、我が家の犬達を連れて帰れていたのですが、猫達がふえると、

猫が怖がるからと犬達を連れて帰らないてね!と父に注意される始末。


さて、この本に戻りましょう。

キャットウォークをなぜ猫が使わなくなるか?はつまらないから!

だそうです。

その道を通って、人が見えたり

外が見えたりするなら猫も使うだろうけれど、そうで無い場合飽きてくると!

さがナイス観察眼ですね!


あと、キャットウォークどうしは、

年齢と共に猫たちが足を痛めたりするのに備えて、段差を少なくしておくとか。

キャットウオークを作り過ぎると、猫の暴走に繋がるとか、飼い主さんの方に来なくなってしまうとか、

一匹だけと、2匹が寝れるような

キャットウォークの具体的な幅であるとか!

色々猫を飼っている方ならではの、

具体的なアドバイスは秀逸です。


猫を飼ってる方は、とりあえず読んでみられると良いかオススメ本です!

 

勝手に書評シリーズ 猫と住まいの解剖図鑑その1

「猫と住まいの解剖図鑑」感想その1

いしまる あきこ著

今泉 忠明 監修 の本を昨年買いました。



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いしまるあきこさんは、一級建築士さん

だそうで、私今病院の二階に我が家の猫の遊び場を壁に作ってあげようと目論んでいるので、参考にしようと買いました。

読ませていただくと石丸さんは自ら保護した5匹の猫たちと平井猫の家というところで暮らしておられるそうです。

また保護猫活動も通じ100匹を超える猫達とご縁があるということで、猫との関わり方は半端のない建築士さんということでとても参考になりました。

私は実は子供のころからDIYが大好きで、

幼稚園の頃から自分でブランコを作ったり、ひよこ小屋を作ったり、はたまた船を作って川から海へ出ようと目論んだのですが、流石に下手過ぎて沈没し、計画は頓挫したこともあります。(笑)

今も壁を貼ったり、棚を作ったり柵を作ったり、ペンキを塗るのも実は大好きです。

この本では建築士さんならではの細かい猫からの目線の高さ、猫トイレの設置場所や大きさ等の、沢山の猫と暮らして来られた中での素晴らしい工夫を、具体的に書いておられ

獣医師の目からも感心しました。

 

この中でこの5匹の猫たちが途中仲が悪くなり揉めに揉めた時に精神安定剤を動物病院でもらい飲ますようになりとても効果があったと書いてくださいました。

私も猫の問題行動カウンセリングを約25年前位から行っております。

猫の心療内科のようなものです。

猫にも精神安定剤があるのですか?

とよく聞かれますが、実はいろいろ使います。

ただし心療内科病気の病気を猫に疑う前に、

猫は自分で病気を言えないため体の病気がないかを調べるのが先決です。

例えば、猫が困った場所でおしっこをするならば腎臓や泌尿器系に異常がないか血液検査や尿検査が必須です。

私が経験した例ですと二十歳の猫ちゃんがもう何年もあちこちでおしっこをするので繋いで飼っているという飼い主さんのお話を、偶々飼い主さんだけが、ノミの薬か何かを買いに来られた時にふと耳にしました。

飼い主さんは高齢の為にボケたと思っていらっしゃったみたいです。

でも尿検査をするとひどい膀胱炎でした。

膀胱炎だと思うと真っ赤な尿が出るとか、詰まると思われる方もいるようです。

しかし、特に雌猫はほとんどオスのように

尿が詰まるということは、尿道が太いこともあり、詰まることは滅多にほぼありません。

その猫の尿は感染が酷く、黄色の濃い状態になってしまっていました。

その猫ちゃんは幸いに抗生物質ですぐ良くなってくれました。

そんな可哀想なメス猫さんの例は私も沢山経験があります。

思い込みにご注意です。

体に異常がない場合は心療内科領域のお薬を使います。


心療内科の薬は、実はココロでは無く脳に働くお薬です。

心の問題は実は脳のホルモンなどによって作用されているからです。

もちろん薬を使うだけじゃなく飼い主さんに猫への対応や猫同士の関係を変えるようなお家の工夫ということもしていただかないといけませんが。

そのためには、いしまるさんも書いておられるように家の工夫はとても大切です。

猫と暮らしておられる方はこの本を参考に家を工夫してみられてはどうでしょうか。

皆さんも素人判断でどんな悩みがあるか一人で悩まないで、問題行動カウンセリングをしている獣医師を探して相談されてみることをお勧めします。

当院では最初約1時間ぐらいの飼い主さんとのカウンセリングさせていただきます。

 

犬の場合は 来院していただき、待合室で行動を見ることがほとんどですが、

猫の場合は連れてくることも困難な場合が多いため飼い主さんに、困ったシーンや日々の猫達の食事風景等の暮らしを、簡潔にビデオ録画していただいたのを拝見させていただいたりすることも多くあります。

 

客観的に見ることによって見える猫たちの関係性もわかることがありますので、ご家族だけで悩まないでくださいね!

その1

 

 

 

勝手に書評&心配シリーズラジオ録音しました!

https://stand.fm/episodes/5ff19c6f0ce24c74d882ee5d

勝手に心配シリーズ

今回は犬と猫飼ってるととっても楽しい③の犬君のお口が臭う!
の部分を勝手に心配させていただきました。 

stnd fmという、スマホで聴けるラジオを配信しました。
良かったらアプリをいれて聴いてみてくたさいね!

あけましておめでとうございます!

2021年がスタートして二日目!

コロナの中皆様は、如何お過ごしですか?

飼い主さん達は、今年は誰も来なくて

とか

何処にも行かなくて

とか

でノンビリ出来るわーと仰っておられました。

それが本音(笑)

例年年末年始、盆暮れ正月は、終わった後

体調崩す犬猫達が多かったのです。

孫達も含め、色々な人が出入りすることで

犬猫達が行きたいトイレもオチオチ行けず、

ゆっくり寝られずの状態になるのが原因のようてした。

今年はコロナのおかげ?!せい?!で

家族と動物達だけの、ゆったりしたお休みになっていることでしょう。

 

子連れの姉妹だけは、来ちゃうかゆっくり出来ない(笑)なんて声も聞きますが

姉妹は諦めるしかないですね。

子供は国の宝

子供さん連れのお母さんにとっては、

実家に帰る時だけが、唯一気を抜いて寛げる時ですから。

 

さて、今年の私の目標は?!

ズバリ出版です。


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昨年末、前書きだけ出版社の方に送っておきました。

去年から書く書くと言ってたので滑り込みセーフ!

 

内容は

1冊目は

当院に来て下さって、歯や皮ふ、耳が治った犬猫の飼い主さん達の体験談にしようと思っています。

インタビューアーは、医療関係の出版等に関わるお友達にお願いしたら、快諾してくださいました。

歯や皮ふ、耳の病気は当院にたどり着いて、治療を受けるまで、長い犬猫だと10年以上

色々な治療を受けたりして苦しんで来られています。

皮ふや耳だとかかりつけの獣医さんを信じて、熱心にされていた方がほとんど。

私の治療は、皮ふ以外からトライする皮ふ治療です。

健康な皮ふには、実は耳の感染と歯周病が深く関わっています。

耳は、絶対最初から、可能なら生後6ヶ月位迄に麻酔をかけて、ビデオオトスコープで鼓膜の感染を確認して除去しておけば、アレルギーと誤診されてしまう犬猫は随分と減ると思っています。

ビデオオトスコープを使わないで、決して

獣医師がいくら勧めても、点耳薬を獣医師がいれても、自宅でいれるのも両方してはいけない!とまで言いきれます。

今色々な新薬が出ていますが、

どんな最新のお薬も!です。

いれない方が良いんです。

実際当院に転院されて来た犬猫達は、獣医さんが耳の悪いのに気が付かず、無処置のまわまの方が耳が治る割合が高いのです。

耳掃除も、獣医さんや飼い主さんでさえ液体いれるのも、ストップです。

予防ところか、余計ひどくしています。

 

歯は、日本の獣医大学では歯学の基礎教育のカリキュラムも現在も無いので、

歯石取りが歯の治療と思いこんでいる

獣医さんが殆どです。

麻酔しようが、無麻酔だろうが

基礎知識無く、口の治療をする

、歯石を除去することは

人医の世界なら禁止になっているだろうと思います。

どの獣医師が、何処でどれ位のレベルの歯科を勉強されているのかは、実際同じ勉強会の仲間でもない限り、全然わかりません。

某研究会のレベルxを持っていても?

4日間の授業と4日間の実習なのですから。

 

最低限ホームページからわかることは、

○歯科専用レントゲンを持っていること

○歯科の高速タービンのついたデンタルユニットを持っていること

 

最低この2つは無いと、歯科の勉強はスタート出来ないし、練習も出来ないので

これが目安かな?と思っています。 

当院に転院されてくる飼い主さんは、

動物病院で歯石を取ってもらっていたり、

ご自分でも歯磨きを頑張っていたりと

歯石が殆ど無い犬猫達が転院されてくることが多いのです。

磨いているけど、〇〇の場所がグラグラしてきたとか、痛がるとか。

臭いがしてきたとか。

歯周病だったり、歯が折れてたりしておられるのですが、かかりつけの獣医さんに

聞いても、

○犬猫の口の臭いってこんなもんですよ

○まだ口綺麗ですねー

○又歯石取っても又付くから、もう歳だし

どうしますか?

等など、歯科医さんだった、絶対いわなさそうなNGワードを言われておられます。

獣医師は、ワザとではなく心から言って居られるので余計飼い主さんはオカシイなという、判断が中々つかないようてす。

歯科は歯学部が人もある位奥が深いです。

ちょっと勉強した位では、中々太刀打ちできない世界です。

しかも犬猫は、本当に小さく人と違い

品種改良で、顎と歯の大きさのバランスが悪くて、歯の直ぐ横や下に動脈や目などが

接近していて、治療が本当に難しいです。

麻酔もかけられない状況になっていると、

顔に穴が空いたり、顎が折れても助けてあげられなかった犬猫達に沢山遭ってきました。

私も、やればやる程怖いです。

 

それなら、私が今まで当院の患者さんにしてきたように、乳歯や1歳台から毎年麻酔をかけて人と同じ検査をし、ケアをしてあげれば

高齢になってから、初診できて

抜歯に長時間の麻酔をかけなくなることもありません。

麻酔がそんなに悪いならば、30年以上やってきた私の患者さんはさぞかし短命と思いませんか?

イエイエ、ホント元気に長生きしてくれています。

 

途中から転院して来られた飼い主さんは、

もっと小さな頃から、ここに連れて来たかったと言ってくださいます。

獣医師が、しのごの説明するより

飼い主さんの生の声を届けることが

犬猫の歯と皮ふ耳の治療の世界を

急速に改善できる一手では!!と

思っています。

獣医療の世界は、色々な学会での絡みや

学会発表で進歩していきます。

でも、私のやっていることは多分まだまだ50年か100年かからないと証明も難しいでしょう。

でもそんなことをしている間に、皆さんの犬猫達は歳をとってしまいます。

結果が総てだと思っています。

私が獣医として、30年以上やってきた

総集編の飼い主さんの声を届けたいと思っています。

日本の犬猫、皮ふや耳の医療は実はとても進んでいます。

このことが、世界の犬猫達にも届くことを

祈っています。

皆さん楽しみにしていて、下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

犬は寒くても大丈夫?!焚き火動画です!

https://youtu.be/HKMZ0EXKkco
スタッフが編集してくれたYou Tube

コレホントは焚き火とかじゃありませーん。(笑)
寒くて煙くて必死の画像です(笑)
大分県の山中に洞窟にスキューバダイビングしに行った時の宿泊した映像です。

10月でクローズという犬と泊まれるコテージに、11月でも泊めて下さるとおっしゃる思って行ったら、部屋にコンロもトイレも何も無い、山の中のキャンプ場のバンガローでした。


http://www.inazumi.com/camp/

昔からゴールデンを泊めてくれる、バンガローは基本中々無いので、泊まれるコテージがあるだけ感謝です。

でも基本犬小屋に、人が泊まるみたいなのが昔から多くて、ここは元祖そんな感じ。
今回泊まったバンガローは
全部、夜は管理人さんも帰ってしまい、誰も他に居ないので、犬が居ないと逆に怖いレベル
でも、九州には熊が居ないそーで
それはちょっと安心


でも、うちの犬3匹は部屋の中で
疲れたのかスヤスヤ寝てしまい、番犬する気は0でした(笑)

エアコン付いてるだけで、感謝でした。(笑)


焼き肉の後のコンロで、朝スープ飲みたくて寒い中外でお湯を沸かしているだけの、煙い動画です!

外で暮らす犬猫達は、勿論人もさぞかしや寒かろうと思いつつ撮影しました。

犬猫も暖かくするのは、当然というか人より実は弱いので、どうぞ宜しくお願いしますね。