話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

なぜ、人はこの4型の食物アレルギー検査ができないの?

なぜ、人はこの4型のリンパ球反応検査ができないのか?!

 

人が、なぜこんな良い検査と思えるリンパ球の食物アレルギーの検査ができないのか

ということを先日お話ししました。

獣医アトピーアレルギー免疫学会会長の増田先生にお聞きすると、人間は1~2ヶ月入院してもらって何を食べたか全部検査していかないと、人のリンパ球反応検査の開発そのものができないんだそうです。

 

なるほど、仕事も休まないといけないですし社会生活も難しくなりそうですね!

またアメリカとか韓国とかよその国の犬たちが、

それをしたいと思っても特許の関係で海外では検査ができないのだそうです。

 

また、この検査の特徴として、他社のメーカーはアレルギーがある無し、プラスとかマイナスなのですが、アレルゲンの強さが数値で書いてあるのでアレルゲン数値の少ない食物を選ぶことができるのも強みです。

 

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1型(IgE)と4型(リンパ球反応検査)の食物アレルギー検査例



では、この検査を見て、飼い主さんが除去食を選べるのでしょうか?

 

さてそのことは、また次の機会に!