犬の耳血腫とは
なんと、耳血腫発生!
よりによって、我が家のゴールデンのカノンの耳にです。
耳血腫とは、犬猫の耳の立ったり、垂れたりしている耳の中に血が溜まってしまうのです。
ビラビラした部分は、軟骨があるので
そこを激しく振ったり、ひっかいたりすると
炎症を起こして中に血が貯まるのです。
治療方法は、中の血を抜いて注射用の生理食塩水等で洗って、抗炎症剤を使うのですが、
耳の中の炎症が止まらないと、犬猫は耳をふるので、耳を治さない限り再発率も高く、
耳の軟骨に穴を開ける手術を発明?して
学会で発表されていたのも、拝見したことがあります。
耳の壁に穴を水玉模様みたいに、数か所開けると、中のが自然?に出るのでたまらないとは思うのですが、耳にガーゼとか当てものをして、固定しないといけないのでナカナカ大変そうでした。
昔、耳の内視鏡≒オトスコープをやって無かった頃は、耳血腫はとても多くて、犬も痛く
急患扱い。
今は、オトスコープをやれるようになり、耳を治すことも出来るのでホントに良かったと
しみじみ思います。
予定に隙間があると
スタッフ達の犬猫達や、当院の犬猫の治療をするのですが、どうしても患者さん達の治療を優先してしまいます。
当院の犬猫達の治療は、ついつい後回し!
カノンも耳が悪いなぁと思いつつ、アレルギー持ちのダックスの天ちゃんを優先して
最近やっていたので、耳の腫れたカノンを見た時は、つい「ごめんね!りえ先生の処に行かないと!」と言ってしまいました。
お薬飲ますのも、ついつい忘れがちなのですが、スタッフ達も協力してくれているので早く治します!
紺屋の白袴ってこのことですね!