話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

犬の耳の中と舌に腫瘍がありました!

心臓の悪いp君

 

動物病院に行って薬を飲んでも

耳から膿が止まりませんとのこと。

 

調べると、心臓の弁に異常があり、不整脈

そして、甲状腺ホルモンが低かったんです。

 

心臓のお薬のんで、甲状腺ホルモンのんで

体調整えると、おとなしいかと思いきや

少しずつ元気になり、病院から帰ろうとまで

してくれるように。

 

やっと麻酔をかけて調べると

耳の中はドロドロで腫れ、口の中は舌の奥に1センチくらいの大きなしこり!

そして、歯石を取ると上の奥歯は

2本おれて、穴から骨へ感染してました。

さて何処から手をつけるか!

耳の感染は、多分鼓膜も破れているし

脳にも近い!

舌もこのまま大きくなると、息ができなくなるかも

 

3回目

膿で満ちてた耳も、薬が効いてきて

耳の腫瘍もハッキリ見えるように!

 

今度の土曜日、舌と耳のしこりをレーザーで

切除する予定てす。

 

それまで、耳のなかの菌を出来るだけ

減らしていまーす!


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