犬猫の口のことを知ることは、飼い主さんも救う!
写真は、生後5ヶ月のボーダーコリーさんの
永久歯が、生える位置をミスして
上顎に刺さって生えてしまった写真デス。
少し乳歯の抜けるタイミングが、
遅かったようで、上顎が下顎に被った箱みたいな構造で、下犬歯は上の犬歯の後ろに
ハサミ咬合しなくてはならないのに、
上顎に刺さって生えてしまったのです。
早期に見つけたら、成長力を利用できるので
装置無しで治せ、これも一週間で治りました
。器具を使わない矯正です。
美容の為には、私はお断りしていますが
犬猫に健康被害が出る時は矯正器具使うことも
やります。
西宮市民会館で犬猫の歯科セミナーやります!
っ書くと、歯のセミナーだと思うでしょう?
犬猫飼って無い方も、役立つセミナーですのでどうぞ!
https://peatix.com/event/626863
実はペットの犬猫に歯は不要だとも思っています。
人は歯は大切!
なぜなら 人の噛み合わせは
上下が合う噛み合わせです。
①咀嚼や消化に必要
②さしすせそ、等発音に必要
③姿勢のバランスに必要
④顔の表情等に関係する
からです。
お友達には、歯医者さん等プロもおられるので不足なら、書きたして下さい(笑)
犬猫は、ココ大切!で
ハサミ咬合と言って、上の歯が下の歯とすれ違って物を切る!噛み合わせなのです。
ですから
①食べ物は、肉を切る為なので基本
ドッグフードやキャットフードなら
噛まないで食べるし、カリって音がしても 当たって、半分に割ってるだけ位です。
犬猫の3歳以上ほぼ80%以上が歯周病になってしまっているので、歯周病が悪化すると、歯を使いたくないので丸呑みなので早食いになったりしています。
②発音に不要
③ハサミ咬合なので、姿勢には関係ない
④顔の表情には、前の歯が無くなると
舌が出る神話ありますが、ほぼ関係ない感じ
では、なぜ犬猫の歯のセミナーやるの?
なのですが、
歯周病は、人も全ての動物は
同じですが歯では無く歯周病菌が
顎や頭の骨に、歯がある為に菌がそこから
入って骨が腐る病気なのです。
歯周病の重症度合いは骨の弱さにも関係するので、私が診察する中では
犬>ねこ≫兎とダントツ
兎の歯周病は酷いです。
でも、治療が気管チューブをいれると治療出来なくなるのと、口が開かないので
超困難です。
犬猫兎は人より、歯の根が深く
顎の骨も脆く、顎や目の下の動脈が歯の根をまたいで歯が生えているので、自然にも簡単にも抜いてあげることが、難しいのです。
又、歯周病菌は血栓や免疫を下げる
サイトカインも出すので、犬猫兎は
全身の状態が歯周病で悪くなっていて、
治療してあげるとホント、皮ふから
キレイになるのです。
人も、健康と美容を思うなら歯医者さんで
歯周病ケア必須です!
ですから早期予防をお話ししたいなと
思っています。
虫歯は猫には報告がありません。
犬も、累計1万匹以上治療してきましたが、
滅多に見ることはありませんでした。
と言うワケで、人にも勉強になる
犬猫の歯科、口の一歩進んだセミナーです。
犬猫だけ、見えてる歯石取ったり、
歯石予防グッズが売れる
変な状況に気がついてほしいと思います。
予防も治療も、ほぼ人と同じです。
歯周病は見えてる歯石が犯人じゃないってーのに、人も犬猫の飼い主さんも
早く気がついてほしいと思っています!