話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

猫のトイレの形色々。ドーム型はおすすめしない理由

ドーム型のトイレは飼い主さんには良いけど、猫達には匂いがこもるのもあるのと、3回トイレ行くのを2回になるとか、トイレ行くのを控えてしまう可能性もあり≒膀胱炎や尿の結晶を作りやすいと思うので、私はオススメはしないです。


猫は、足に砂付けたくなかったりして縁に立ってトイレしたりもするので

 

猫の選択肢が減るし
掃除はしやすいんだろけど、尿の具合も外から見れない

 

オスは詰まるから判るけど、メスは詰まらない分、血尿にならならいレベルの膀胱炎も多い感じで可哀想だと思います。

過去の経験からも、

「センセ!うちの猫、気がきつくて他の動物病院は出入り禁止!と言われたのだけど、弱ってきたので、捕まえたので麻酔かけて良いので見て下さい!」とか

「おもらしするようになり、痴呆だと思う」

 

という雌猫が、ことごとく膀胱炎で(泣)

エコーすると、膀胱ドロンドロンの感じで

 

メスは詰まらないので血尿というより

膿尿という感じの細菌ウヨウヨの尿でした。

 

私は、ドーム型のトイレには反対派

 

ニャンともトイレのオープンタイプなら、尿採取しやすくて、検査しやすいのでオススメです!


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企業の回しものではありません(笑)