話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

犬猫の皮ふに困ったら

当院には関西の色々な動物病院や皮膚、耳の専門病院に行かれたいいた犬や猫ちゃんが 来院 されます。 

そしてもっと早くここに来れば良かったと言っていただくことが多いかと思います。

中には京都辺りから九州のアレルギーの専門という動物病院に1年間ずっと通っていたワンちゃんも、当院がその途中ということで 来院 してくださっている患者さんもいました。

途中と言えば途中です。(笑)

当院では3ヶ月ぐらいで、スッカリ皮膚が綺麗になり通院を終わられました。

 

私は10年ぐらい前に獣医皮膚病学会に入ったり獣医アトピーアレルギー免疫学会に入ったので、まだ皮ふを系統だてで学んだのは約10年半位です。

耳の研究会も一番最初から入っているので8年以上は経ってるかもしれません。

耳のビデオオトスコープを使い出したのは2013年8月からです。

 

獣医師になって30年ちょっと。(笑)

それまでもちろん総合臨床医なので皮膚病も診察しておりました。

それまでは皮膚をどこで勉強していたかと言うと、アメリカの皮膚病専門医の先生が来日されるとその先生達のセミナーに参加して勉強させていただくという形をとっていました。

当時はアメリカの獣医学会はすごい!と思っていたからでした。

 

元々は、他院で勤めていた頃も犬猫の歯の治療や行動治療をメインにしていました。

すると飼い主さんたちが歯を治療したのに皮膚がとっても綺麗になったと喜ばれることからそれなら皮ふも資格を取ろう!

と欲張りな気持ちからでした。

 

当時歯周病学会の認定制度が始まったばかりで、数年東京に通い獣医皮ふ病学会の認定医は全部終わりました。

最後に海外の獣医皮膚病学会に参加することが認定医の免許の資格だったのでそれも参加しました。

途中獣医アトピーアレルギー学会の認定が始まりそちらの方に魅力を感じ皮膚病学会の認定医は興味が無くなってしまいました。

獣医アトピーアレルギー学会のアレルギーの考え方に魅了されたのです。

でもその途中犬猫の耳の研究会がスタートしました。

食物アレルギーやアトピーと診断したワンちゃん猫ちゃんたちが、耳のビデオとスコープを使うとみるみる治っていくのです。

当院では歯周病のチェックと治療は必ずしますのでそこは絶対基本外しません。

 

皮膚を治すのに、麻酔をかけて耳が歯を治すなんてことはなかなか初診の飼い主さんには受けいられないことだと思います。 

 

だからこそ色々な動物病院で皮膚を診察をしていただき、それでもやはり何か他の方法がないかなと思われる飼い主さんが、

当院には向いているのではないかと思っています。

皮ふだけに注目しないで、皮ふを治す

そんな考えを裏付けてくれたのが、

 

病巣研究会の考えでした。

https://jfir.jp/topics/

 

人も犬猫も同じ動物ですものね。