話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

犬にはドライアイ=乾性角結膜炎が多い?!

ドライアイの動画撮りました。

 

https://youtu.be/rHQ5fLY_NhA

皆さんはドライアイって知っていますか

乾性角結膜炎の別名です。

犬に多いような感じがします

なぜなら飼い主さんは目やには拭いてあげるものと思っていらっしゃるようです

それも普通の量じゃない目やになのに毎回毎回出る目やにを拭いておられます。

ですからマメな飼い主さんのワンちゃんのドライアイは発見が遅れることがあります


涙の働きには

目の保護

バイキンから目を守る

異物から目を守る

目に栄養を与える

などいろいろな役割があります。


目やにが出るからと目薬を出して反応が悪い時はもしかしたらこのワンちゃんはドライアイなのかもしれないと考えて涙の量を測定することがあります。


涙の量を測るには目盛りのついた紙を目の中に入れて一本館測定しその数値で測定します

大体15の目盛り以上のとこぐらいまで来れば正常です


ぱっと見た時に気づくのは目の輝きが悪い時も気が付くことがあります 。

うちのゴールデンのカノンは13歳ですがぱっと見た目女はつやつやしていますし今回測定しても15以上ありましたので正常とみなしました

 

ドライアイの原因は免疫的な原因で涙を出る線がやられてしまうためです。


ドライアイの治療としては涙の成分を1日5回も6回も気が付いた時にさすという涙の潤い成分を保護する液体の目薬と

オプティミューンと言って免疫的な原因を治療する目薬があります。

これは1日2回軟膏をさします。


目薬はいつまでさすかと言われると基本的には生涯ずっとです。


涙を液体の点眼で補うかまたは涙を出す腺を刺激するような免疫の軟膏を1日2回刺すというの一生涯続けてあげる必要があります。


目が乾くとゴロゴロして犬も目をこすってしまって怪我の元になったりすることもあります


 目薬の差し方は他の動画でもやっておりますのでよかったら参考にしてみてください。