話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

私が天国?!に行ったら忙しいハズ!

本日、年末亡くなったワンちゃんの飼い主さんが、その子の49日だとご挨拶に来て下さいました。

年末当院が休診に入って翌日、急変して

救急動物病院で色々調べていただいたそうなのですが、理由判らずで自宅で亡くなったそうです。

私に最期に会わせてあげたいと、新年明けるまで葬儀をしないで、年明け開院した朝、今から葬儀にいきますのでとご連絡下さり、行く前に、その子を連れて当院に寄って下さいました。

そして、今日49日で9歳の誕生日だったからとご挨拶に来て下さいました。

 

実はこの子は、子犬の頃に獣医大学の致死的な遺伝病検査を受けて、その遺伝子をもっているのが判っていたワンちゃんでした。

最初はナンテことだ、と悲嘆にくれた気持ちでしたが動物は何れは亡くなるものだしと飼い主さんとお話しして割り切り、ドッグダンスが大好きな明るい健康なワンちゃんに育つてくれました。

犬猫は、長く生きて25年位  

悲しいけれど、ほぼ人が見送る立場になります。

 

私は、自分が死んだら、天国で過去飼ってるた愛犬、愛猫達が迎えに来ると信じています。  

 そして、こんなお手紙をいただけました。


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宝物にします。

獣医師をやってて良かったなと心から思えるのです。色々あったけど、私やこの病院に来るのを楽しみにしていてくれて、本当にありがとう。そして今逢えないのはとても寂しいけれど、うちの病院が好きでいてくれた

ワンちゃん達は、好きなだけ待合室でワクワクいてくれて、他のドキドキしているワンちゃんをなだめてくれる気がしています。

そしてワンちゃんがなくなった後も、飼い主さんだけが時々、サプリ等を買いに来て下さる方も居られたり、今その子達の体験談を本に書こうとお電話したり、することがあるのですが、そんな時その子の達がうれしそうに、誇らしげに側にいるのを

感じられるのです。

きっとこのワンちゃん達も、私が向こうの世界に行ったら、また探して来てくれそうな気がしています。

人気モノになってどうしよー(笑)と

不要な心配もしています!

 

ちょっと夢のようなお話しですが、たまにこんなことを考えると、又会えるね!と思えて命が終わるのも、そんなに悪いものでもなく、愉しみだなとも思えるのです。

あなたは、どうですか?