鼻が出てる猫の飼い主さん必見!
この子猫ちゃんは、犬を飼っていた
飼い主さんが、駐車場で倒れていたのを拾ったから預かって欲しいと私の病院で入院させていた子猫でした。
鼻水が出て頭もちょっと斜めを向いていました。食欲もあまりなく、猫の鼻風邪疑って抗生物質を使ったり、インターフェロンを使ったり、点滴をしたり流動食を食べさせてあげたりしていました。
飼い主さんからはこんなに弱っていたら安楽死も考えた方がいいのかしらという状態でした。
その仔猫が、預かって数日目、急にぐったりして死にそうになってしまいました。
まだ500 G あるかないかの子猫ちゃん。咄嗟に私の頭の中には脳炎の勉強会で、「猫は鼻から中耳炎になって農園になることがあるから気楽にステロイドを使わないように」という、先生の言葉が頭に浮かびました。気管チューブも入らないぐらい小さな猫だったのですが、ぐったりしてしまって動かず、気管チューブを入れて究明するのも難しく、とっさに耳を診てみよう!とビデオオトスコープを耳に入れて見てみました。
するとなんと子猫の片方の鼓膜が完全に破れて浸出液が出ていたのです。
とっさに生理食塩液を入れて洗浄してみました。
倒れた時に、飼い主さんにもうだめかもしれないととっさに電話したのですが、その飼い主さんが慌てて車で30分かけて駆けつけた時にはその子猫さんは何もなかったようにご飯をバクバク食べるようになっていたのです。
それから、耳の菌を検査センターに出し抗生物質を決め、約一週間おきに水をかけてビデオとスコープで破れた耳を洗浄していきました。
途中耳の奥の状態を確認するためマイクロビデオとスコープで検査してもらったところ中耳炎が診断されました。
合計5回洗浄したのですが、途中中耳骨という耳の骨も奥から浮いてきました。
その骨が中耳骨であったという診断は麻布大学の解剖学研究室で診断してもらいました。
とても元気になりふらつくこともなくまっすぐ歩けるようになったため、その子猫はもらわれていきました。
生後5ヶ月になり発情期を迎え去勢をして欲しいということで再度麻酔をかけ耳のビデオとスコープで検査しました。
すると鼓膜の破れた方の中耳のこしつほうと言われる部分は、感染のない、ツルンとした感染の見られない
良い状態になりました。
それから、当院では鼻の出ている仔猫は、マイクロCTで検査してもらうように飼い主さんにお願いすると、
中耳炎になっている猫も数匹みつかり、ビデオオトスコープで鼓膜を破り洗浄するようになりました。
昔から拾った子猫さんが急変してなくなるという経験をしてきましたが、このように鼻風邪を引いている子は中耳炎を起こし脳炎起こし亡くなることも多いのではないかという推察をしております。
それ以後、当院では鼻の出ている猫は
歯の治療も兼ねて麻酔をし、鼻洗浄やビデオオトスコープで検査を
して、早期に鼓膜の破れた猫を発見し、中耳炎の早期発見や脳炎を防ぐようにしています。
高齢猫の夜鳴き、クルクル回る猫は
それ、認知症でなくて
中耳炎や耳から脳炎を起こしてる例も多数見つかっていて、ビデオオトスコープで助かった例もたくさんあります
皆さんも、鼻が時々出る猫さんは、
鼻洗浄と
ビデオオトスコープ検査をしてみることをオススメします!
テレビ「ワールド極限ミステリー」出演終わりました!
無事、初テレビ出演終わりましたー。
お騒がせしました(汗)
子猫の救出場面では、私も実は
ドキドキハラハラ。
死にそうな、捨て猫を
沢山診てきたから、リアルはもっと
すごい可哀想な状況だったりしますから
ネットに入ってたのは、我が家の猫の菜子です!
最初は、うちの2匹の猫を出演させようとしたのだけど、ウ~ン無しで!と言われちゃったのです。
番組構成上、確かに不要
でも、猫をネットで治療してるシーンください!と後日要請があり
ヤッターと、撮影して動画を送ったのでした。
注射はビタミンです!
写真はお友達が、写メして送ってくれました。
ありがとうございました(=^・^=)
麻酔の話しをラジオで話してます!
https://stand.fm/episodes/600452f16e04f77606a158ff
スマホにアプリを入れたら聴ける、スタンド FMラジオで
飼い主さんに良く聞かれる麻酔の話しをしてみましたよー
体験談を出版する為に、 インタビューをスタートしました
https://stand.fm/episodes/6001aeba6e04f73924a12b45
色々やっても治らなかった皮ふが治ったワンチャンの飼い主さん達の
体験談を出版する為に、
インタビューをスタートしました
お話しをラジオで録音しました!
皮ふや耳、歯を悪くさせない最短コースは?
私の友達が、犬を飼ったなら
何を一番に最近はアドバイスするかというと
躾教室は、増えたので普通に行くようになったので、トレーニングはあまり心配していません。
なにより大切なことは
一番犬に多い病気で、早期発見できれば悪化させないで一生過ごせる病気
+
一般的な獣医さんでは見つけて貰えない
+
一般的な獣医師がまだまだやれていない治療科目
の病気を早期に発見してもらうこと。
それは、
子犬の時期、特に生後4ヶ月から5ヶ月までに、乳歯の歯科チェックをして貰うこと
(歯科レントゲンとデンタルユニットを持つ動物病院を探すこと)
耳のビデオオトスコープを、長年実施している動物病院を探すこと!
です。
これが、長い目でみると、皮ふ病と間違う症状を出して、動物病院に長く通うことにあり
飼い主さんが歯と耳が悪いと本当にきがつくのが、早くて5歳以後平均8歳以後になってしまい
取り返しのつかない、歯や耳にならないコツでもあります。
何言ってるか判んないでしょうけれど、
当院にたどり着いた皮ふや耳、歯の患者さんが口を揃えて後悔するのがこのことなんです。
出版を待つのもありなんだけど、まだ半年は必要になりそうですが。
この飼い主さんは、歯のセミナーをうけて、
早期に対処できた理想的な良い例です。
よかったら2つの動画を
合わせてみてみてください、
↓
犬の歯のセミナーに参加して下さった
5歳のプードルさんが、
耳のビデオオトスコープを同時に検査&治療下ところ
耳が外からとても綺麗にも関わらず!
ナント鼓膜の感染≒外耳炎がこんなにも
酷かった犬でした。
これがその映像です!
鼓膜はビデオオトスコープでのぞかないとわかりませんが、
耳の感染がある犬の特徴は
○首や顔や肩の部分をかく、なでる
○手を舐める
です。
3歳以上の犬の80%が歯周病
そして犬の約70%の犬が耳の感染があります。
それは、両方とも子犬の頃に親犬から菌を
もらっているからです。
耳の感染を綺麗にすると
アレルギーの薬や除去食をやめられた犬も続出しています。
さて、そのプードルさんは
見えない感染が良くなると、
ナントドンドン目やにが綺麗になって
思わぬ副効果?!に喜んでくださいました。
さてあなたのワンちゃんの行動は如何ですか?
1日でも早く気がつくことが何より大切だと思っています。
コロナ以前から実は加湿器に凝ってます!
今の動物病院はお隣がクリーニング屋さんのせいか、比較的冬も暖かですが、乾燥が酷いんです。
普通25%くらい
で、初代は病院でボネコの加湿器とても大きなのを使っていました。
2階の控え室はまだボネコの小型のです。
昨年末壊れ、今年はコロナもあったので
速加湿器でも次亜塩素酸水を入れられるのを
買いました。
水の入れ替え大変なので大容量を!
3月位からでも2台以上かって、安いのはだめ!と1台8000円くらいのを買ったのでしたが、2ヶ月位で水漏れで駄目になるパターンがおおくて(泣)
どれだけ捨てたか中国製!
もう買いません!
今待合室で頑張ってのは、次亜塩素酸水を淹れて使えるやつと
象印のコレ!4万くらいしました(笑)
ポットやん!
でも、中もフッ素加工でグツグツお湯わかして、湯気立ててますよ!
今喉痛い私には、必需品!
ウイルスの感染予防には必須アイテムですね。
これなら壊れないでしょう!
今、私がインフルエンザだったこともあり
週明けまで用心して電話診察にしていますが
大阪と近隣の市である西宮市も
コロナの注意地域?!に入ったようなので
引き続き、コロナ対策で飼い主さんは可能な限り外で待機していただき、犬猫のみお受けし診察していきたいと思います。
因みに、私は電話診察メインになったのを良いことにココぞとばかり、
普段は臭いを気にして食べないカレー饂飩を
ランチに日々食べているのはナイショです!(笑)