話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

お腹舐めてハゲてる 猫🐱の御相談あり

今日YouTubeライブでお腹舐めてハゲてる
猫🐱の御相談あり
ストレス?アレルギー?って

私の治療経験から
多分便秘のせいかな?と
時々吐く猫もそかなと
毛玉予防のフードは🙅🏻×
皮下点滴で水分補給してあげたら
治る猫多いんよね
予防は、皮下点滴が楽!

リーズナブルに時々かよえるよう

生き生き点滴クラブってのを

当院ではやってます!

猫だと点滴1回無料になる、

料金設定です!


あとは冬なら湯冷まし

普段から水分多めスープやつゆだく缶詰オススメします。

もオススメ

 

冬こそ犬猫に服を着せてみよー!

朝起きて、というよりうたた寝から起きて、パソコンで仕事しよーかな?と足元にゴールデンの花音が来れるように、敷物を引くと
ちび達2匹がチャッカリと。 


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ちび達が乗ると、花音は遠慮して
マットの無い処で寝てしまうのです。
写真見て気づいたのだけど、
ダックスの前腕の袖が脱げてるわ(笑)
手が短いので、たまになります。
上の、Fの字の子は皮ふの良性腫瘍が出来てしまい、自分で触るので出血するので、傷予防今度のオペするまで、手足の袖の長い伸縮性のある服を着せました。

犬猫に服を着させるナンテ、過保護ダァと昔は良く言われたもんですが、こうやって怪我やリハビリのサポートに今は良く服タイプの服が開発されています。
腰が弱って、歩きづらくなっても
服に紐を付けたりすると、
介助もしやすくなるんです。

でも服を着るのに慣れて居ないとか、嫌がる犬は、急にそのような状態になってもの、断固拒否して大暴れしたりします。
柴犬とか多いかな?という感じ

だから、柴犬とか服を着せて歩くイメージ?が無いですが、
若い頃から冬とかにでも、腹巻きからスタートして、慣らすように
アドバイスしています。

 

私が天国?!に行ったら忙しいハズ!

本日、年末亡くなったワンちゃんの飼い主さんが、その子の49日だとご挨拶に来て下さいました。

年末当院が休診に入って翌日、急変して

救急動物病院で色々調べていただいたそうなのですが、理由判らずで自宅で亡くなったそうです。

私に最期に会わせてあげたいと、新年明けるまで葬儀をしないで、年明け開院した朝、今から葬儀にいきますのでとご連絡下さり、行く前に、その子を連れて当院に寄って下さいました。

そして、今日49日で9歳の誕生日だったからとご挨拶に来て下さいました。

 

実はこの子は、子犬の頃に獣医大学の致死的な遺伝病検査を受けて、その遺伝子をもっているのが判っていたワンちゃんでした。

最初はナンテことだ、と悲嘆にくれた気持ちでしたが動物は何れは亡くなるものだしと飼い主さんとお話しして割り切り、ドッグダンスが大好きな明るい健康なワンちゃんに育つてくれました。

犬猫は、長く生きて25年位  

悲しいけれど、ほぼ人が見送る立場になります。

 

私は、自分が死んだら、天国で過去飼ってるた愛犬、愛猫達が迎えに来ると信じています。  

 そして、こんなお手紙をいただけました。


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宝物にします。

獣医師をやってて良かったなと心から思えるのです。色々あったけど、私やこの病院に来るのを楽しみにしていてくれて、本当にありがとう。そして今逢えないのはとても寂しいけれど、うちの病院が好きでいてくれた

ワンちゃん達は、好きなだけ待合室でワクワクいてくれて、他のドキドキしているワンちゃんをなだめてくれる気がしています。

そしてワンちゃんがなくなった後も、飼い主さんだけが時々、サプリ等を買いに来て下さる方も居られたり、今その子達の体験談を本に書こうとお電話したり、することがあるのですが、そんな時その子の達がうれしそうに、誇らしげに側にいるのを

感じられるのです。

きっとこのワンちゃん達も、私が向こうの世界に行ったら、また探して来てくれそうな気がしています。

人気モノになってどうしよー(笑)と

不要な心配もしています!

 

ちょっと夢のようなお話しですが、たまにこんなことを考えると、又会えるね!と思えて命が終わるのも、そんなに悪いものでもなく、愉しみだなとも思えるのです。

あなたは、どうですか?

 

 

 

 

猫の鼻くそ?鼻血はどうしたら?

猫の鼻くそ?鼻血はどうしたら?

今日は朝からクラブハウスをやりました。

Clubhousクラブハウスって何って感じですけね?!

 

ZOOMは顔を出しながら音声でやり取りをしますがクラブハウスは顔出しなししかもそこにクラブハウスという グループに入れた人だけが聞ける音声のラジオ局のようなものです。

でそこでご質問があったのですが、7歳の猫ちゃん鼻に黒いものが付いていて食べ物か鼻糞かどっちだろう?鼻血も出るんだけどというご質問でした。


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①一つは扁平上皮癌など鼻の中に腫瘍がある場合。

②もう一つがヘルペスウイルスとかカリシウイルスでなる鼻炎で鼻が慢性炎症を起こしている場合です。

私は歯科をやっているので、歯科をやっている獣医師は、呼吸がおかしいという時に犬だと歯から歯周病で鼻に感染が起きていることがとてもよくあるのでくしゃみの原因や鼻から膿や血が出る場合、歯周病のことがよくあります。

猫は骨の構造や歯の構造上鼻腔まで貫通することは比較的少ないと感じています。

ここで耳の病気の登場です。

猫はよく鼻風邪を引いた時来ませんか。

主たる原因は猫ヘルペスとかネコカリシウイルスです。もちろんウイルス感染だけじゃなく細菌感染も関与しています。

猫は人間の子供とよく症状が似ていて鼻炎があると耳の時間というところから中耳炎になっていることを時々発見します。

私が YouTube に載せているのですが、

ある時道端で落ちて弱っていた、鼻風邪を引いたと思われる鼻汁が出る生後1ヶ月の子猫を預かったことがあります。

犬の飼い主さんがみつけ、家では飼えないということで少し元気になってもらい手を見つけるまでということで入院させました。

500グラムちょっとの仔猫です。

少し頭をかしげていたのですが、レントゲン検査をしても骨折がないので、自転車か何かに当ったのかなという話をしていました。

 

入院させて、皮下点滴をしたり流動食をあげたり、抗菌剤を投与したりしていたのですが急にぐったり動かなくなってしまいました。

助けようにも気管チューブを入れるのも難しい小ささです

。その時私はたまたま脳炎の勉強会に参加していて獣医大学の先生が、「皆さん猫は鼻炎から中耳炎を起こし脳炎起こすことがありますから、気楽にステロイドを使わないように気をつけてください」聞いたことをふと思い出しました。

急いでぐったりして死にそうなため麻酔をかけないで耳のビデオとスコープを入れると左耳が鼓膜が破れ膿で溢れていました。

無我夢中で耳の洗浄をしてみると、急激に元気になりご飯を食べ始めました。

 

その後その猫を神戸の北須磨動物病院にあるマイクロ CT で検査してもらうと、完全に中耳炎を起こして満ちてることがわかりました。その後麻酔をかけて気管チューブが入るようになると、何回もビデオとスコープをかけ、成長していくと中耳が綺麗になりすっかりその猫は元気になってもらわれていきました。

それからは

うちの患者さんの仔猫で、鼻が出ている子猫はマイクロ CT で検査してもらうよう、飼い主さんに提案すると、検査してくれる猫の飼い主さんも増えました。 

中には鼻の骨が溶けていたり鼓膜は破れていないのに中耳炎を起こしている猫も見つかりました。

そんな時は鼓膜を破って中耳を洗浄していきました。

当院には20歳近くの老齢猫ちゃんも、鼻が苦しいと、ホームページを見ての初診で来られます。

の洗浄をします。

麻酔して歯の治療も同時にするのですが歯から鼻に来ているわけではなかったので、その時に一緒に鼻の洗浄をします。

歯の治療も同時にするのですが歯から鼻に来ているわけではなかったので、少しホッとしましたが、長年その猫ちゃんは鼻づまりで苦しんで来られたそうです。

 

ある猫ちゃんは、腎臓が悪くて残念ながら歯の治療をしてあげることができませんでしたが、鼻が苦しくて夜寝られないということなので危険を覚悟で無麻酔で鼻の洗浄を可能な範囲でしてあげると、夜鼻血が少し出たけれども大きな肉の塊が鼻から出てすごく呼吸が楽になったとおっしゃいました。

猫だと鼻咽頭ポリープという慢性炎症によって鼻と喉の境目に肉の塊のようなものができることが知られています。

なかなか猫にマイクロ CTを実施したり、ファイバースコープを鼻に入れることは実施してくれる動物病院もほとんどなく簡単ではありません。

 

歯周病だからとか、耳から膿がとか鼻が出ているからといってやみくもに抗生物質ばかり使っていると耐性菌も出てしまいます。

歯科と耳のビデオオトスコープ検査&治療を両方されている動物病院はほとんどないはずです。

ですから現時点では猫の歯科治療か、耳のビデオオトスコープ治療のどちらかに強い動物病院を探して、お願いしてみるのが良いのではないかと思っています。

麻酔をかけた時に、同時に歯科レントゲンで歯から鼻に感染がいってないか調べ、鼻もしかレントゲンなら調べることができます。

同時に歯周病の処置をしたりビデオオトスコープをしたりしつつ、鼻の洗浄が可能ならば猫さんの生活をより良くしてくれるのではないかと思っています。

鼻の洗浄だけでも、もし可能ならかかりつけの獣医さんにお願いして、麻酔をかけてしていただくと鼻が出ている子は楽かもしれません。

これはあくまでも私の経験からです。

よくよく、かかりつけの

獣医さんと相談してみてくださいね!

どうぞお大事に。

 

当院は、異物撲滅率先キャンペーン動物病院(笑)

ここだけの話で。

て、ブログだから見れるか(笑)


ペット保険会社の方が、どうやって異物事故を減らしたのか聞きに来られたことがある位。

 

異物激減対策を飼い主さんに徹底して指導して減らした経験あります。


ポイントは犬猫兎の行動パターンを知って対策することです。

 

私は仕事としては問題行動治療や歯科、ビデオオトスコープ(VOS)とかをやりたいと思ってるので、異物事故をやると
飼い主さんはそれだけで
気持ちも金銭面も消耗して、
予防歯科とかを中断してしまう傾向にあり、ナントカしたくて
色々試行錯誤して、飼い主さん指導を徹底した結果です。

でも動物病院や救急動物病院の収入は、異物事故による収入も大切な部分なので、保険会社が異物予防キャンペーンを頑張って色々やったら、仕事の邪魔をしないでほしいと言われたこともアルとお聞きしました。

 

前に勤めてた動物病院は、異物動物病院か?!と思う位、
内視鏡入れて異物出したり、お腹開けたり、骨折なおしたりと、動物病院が少なくて救急夜間動物病院が無かった時代だったこともあるのか、日々徹夜とか、連日そんな仕事ばかりでした。
それを徹底して飼い主さん教育したら、その手の手術は激減したけど、それらの収入は
激減してしまいました。


院長ごめんなさい、アラマでしたけど

 


一人で開業してからは、やりたい仕事は動物達を健康にする治療だけどら異物とか骨折は
、逆の治療だから
同じお金だすなら、前者にしようね!とひたすら飼い主さんに
くどい位言うことにしてます。

 

当院に歯科や皮ふ耳の治療に来られた、プードルの飼い主さん2匹が、異物良く飲んで

手術直前まて何回かいったとか、この犬は

絶対異物でイツカ死ぬかと思ってるのと言うので、その飼い主さん達と犬達に、当院の前の駐車場で説教っぽいYou Tubeライブもアップしてますので、良かった探して見てみてください(笑)

長いけど、色々言ってますから。

 

以前は一匹一匹のご家族に説明してたのだけど、最近は、子犬仔猫以外は時間も無いので直接言わず、動画みといて!にしています。
興味ある方はりえ先生のペットの未来チャンネル探してみて見てね!


経験としては、

中型犬でも感電して、命は大丈夫だったけど犬歯がぶっ飛んだ犬とか、電線やホース食べて、 レントゲンでは2箇所確認したのに、その間を紐が繋がり、腸が壊死したりしたのも手術したことあります。

大体が数日食べて無かったりするので、緊急手術になるので、他の緊急でない治療や手術を
他の飼い主さんにずらして貰ったり、診察終わってから夜中の手術になるしその後も入院させて世話しないとなので、マジ自分が死ぬかと思ってました。


夜に緊急手術が入ると、獣医師は2人だけだったし、シッターさんも親も間にあわないことも多く、控え室で子供をナントカ寝かせるか、スタッフが子守りしてくれて

手術になること度々。


朝迄治療して、そのまま保育園連れてって、1日診察とか。夜も入院の世話で。
超ブラック仕事。

飼い主さんには、感謝していただけるけれど
もう、あれはしたくナーイのです。(笑)

 

人も動物も、異物とかの事故は想定してサークルとかで未然に防ぐことが、かなり可能です。


これらの手術や治療は動物も飼い主さんも、

健康上も金銭面でも大変です。


そんなこともあり、飼い主さんには、しつこい位具体的に注意していくと、自分で開業してからは激減しました。


実際飼い主さんの主訴を信じてバリウムやエコーで検査しても、大まかなのしか不明で、動物が色々齧って便に出て行くと思いきや、お腹開けると、飼い主さんが言ってる以外の過去の異物がザクザクでてきたりします。
胃は台所の排水溝みたいな感じで、色々溜まって行ってても、ゆう胃と腸の幽門や腸に流れはじめ、半づまりから、完全閉塞迄様々。
うさぎは、検査からしてより大変です(泣)

 

うさぎさんのオススメは、遊ばせる時は大きなサークルを作って、中で一緒に遊ぶことかもです。飼い主さんが、家事してる間に、ちょっと目を離したすきに壁も齧るし、ビニールとかスポンジは胃酸で硬くなったり、膨らんでしまうんですよー。


手術の仕方は、レントゲンやエコーで異物をある程度確認してても、ビニールとか紐は結局は中ミナイとどうなってるのか不明なんです。胃を外に吊り出して胃酸がお腹にこぼれないように胃を切って、幽門や噴門とか出入り口も手袋した手で探って、腸も痛めないよう全部触って異物や変に硬い場所がないか確認していくのですー。
胃を切って開けるのは、胃酸で菌も少ないから比較的安全だけど、小腸辺りになると
菌が多いし、腸に穴開いてしまってたりしますし、良くコレで普通の顔してた←若い猫やうさぎさんは凄いしんどそうな顔迄いかないこともあり、良くコレで食べたり生きてたなぁビックリすること沢山。
柵で間から口が届いたり、手でたぐり寄せる子もいるので、そんな時は板とかパネルも使ってくださいね!


長文でごめんなさい!

でも、もう防ぐことが出来る事故の仕事は

したく無いのが本音です!

ヨロシクね!
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このワンちゃんは歯の手術の傷予防で

カラーをしてますが、

因みに拾い食い予防にも、エリザベスカラーは使えますよ!

色々知恵を絞って、異物事故等の

予防はしよーね!


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子犬の乳歯の時期に気をつけたいこと のYoutubeアップしました。

子犬の歯は28本
特に生後2ヶ月から5ヶ月までが
人の小学6年生位までの歯の生え変わり時期の感じです。
 
気をつけることは
乳歯をおらないように、硬いものや
ロープなど歯が引っかかるものは できるだけ渡さないこと
顎の骨も成長期なので引っ張りっこをさせるのはやめましょう
顎に悪い影響がでて 歯の生え方にも影響がでる場合もああります。
 
そして可能なら かかりつけ以外に歯科に強い獣医師に
歯科を毎月チエックしてもらいましょう
最低限歯科専用レントゲンがないと
異常がある場合診断ができません。
 
 どうしても 近くにおられない場合は
ズームなどの画像診察も可能ですので ご連絡ください

麻酔器点検と部品交換していただきました!

開業して11年

途中麻酔チェックをしていただいてきましたが、今回本格的に全部麻酔器をばらして

酸素配管等の部品交換や、二酸化炭素の吸着剤の交換、グリスアップ等

麻酔や酸素の濃度のチェックをしていただきました。

 

全部で10万ちょっと(笑)

 

日々麻酔をする当院。

命の安全安心には変えられません。

スッキリ!

 

他に

麻酔のモニター→パルスオキシメータ(酸素飽和度)心電図、血圧測定、二酸化炭素測定

人工呼吸器

の点検は又別々のメーカーさんなのですが

実施しています。

毎日麻酔している当院は、機械と私達の五感で犬猫達の命をモニターしているので

まさに命綱!

点検して、先生綺麗に使われてますよ!

といわれたら嬉しいもんです。

当院の機械を手配して設置して下さったのは

名古屋のメディカル技研さん!

大先輩のご紹介です。

大先輩とメディカル技研さんが居られなかったら、無事開業できて無かったと今も感謝しています。

遠くても、何かあれば連絡したら的確に判断してくださって何処の機械屋さんに連絡したら良いか決めて、連絡して私達をサポートして下さるのです。

日々おかげ様で安心して仕事が出来ています。

心から感謝です。

 


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