話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

角膜炎や結膜炎、ブドウ膜炎等目に炎症おこしたり、目の角膜を傷つける犬の原因は?

 


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目の病気といえば、色々あります。

目がおかしい!と思ったら原因探しより、

まずはエリザベスカラー(エリカラと略しますね)をつけましょう!

 

例えば結膜炎は、目やにが多く出て目の細菌感染が疑われる時は、抗菌剤の目薬がでます。

ドライアイという、涙の料が少なくなる病気の場合も、ひどく目やにがでます。

ドライアイは、シルマーティア検査して、涙の量を測定します。

 

アレルギーかなぁと思われる時は

抗アレルギー剤や抗炎症剤が出たりします。 

あと、いろんな原因がありますが、

「目がしょぼしょぼして開きません!」

というのは、

角膜という、目の透明な部分が傷ついてしまってることが、多いですね。

フルオレセインテストという、角膜を色素で染めて、傷を発見します、

原因は、目そのものか、顔や耳が痒くても、

犬猫は床の布団とかに、目を空けたまんまこすりつけたり、手でかいたりするので、一瞬で角膜に傷かつきます。

 

トリミングの時も、シャンプーは目に入るだろと思うので、エリカラをぜひ持参しておきましょう!

その他

ブドウ膜炎という、身体のどこかに炎症があり、それが目に反応を起こす病気ようなのですが。

私も2013,年までは、なんだカンダ目のトラブルが多く、いろんな目薬を良く出したものです。

でも!

2013年以後は、激減しました!!

ドライアイとアレルギーは時々ありますけれど!む

ちょうど、耳のビデオオトスコープ治療を

本格的にやりはじめてから、ナント目の病気が激減して、目薬がほとんど不要になってきたのです。

最近では、飼い主さんは、目やにがで出だし

私が「結膜炎だねー、目薬出しとく?」

と聞くと

「そろそろ、歯の治療と耳のビデオオトスコープしようかなぁ」と変なことを言う飼い主さんも増えているんです。

他所の動物病院では、言ったら変な飼い主さんと思われるから注意してね!

とお伝えしています。

だって、うちの飼い主さん達が、目やには歯周病や耳の治療すると、目やにが消える!

って発見してくれて、私が知ったのです。

まさに、病源巣は他にあり!です。

すごいぞ、飼い主さん達!

 

というワケで、その目の炎症。

それは犬も猫も、歯周炎や歯肉炎等で口が気持ちのわるかったり、耳か顔が痒くて前足で顔を触るツモリなのに、運悪く目に当たったか、顔をの布団に擦り付けて、目を怪我したのかもしれません!

 

あとの原因は私の経験だと子犬なら食物アレルギーか、耳の鼓膜の感染

成犬になると、それにアトピーが加わったり、顔の皮ふの感染が原因となっていることが多いのです。

歯科はずっとやっていたので、そこに耳のビデオオトスコープをやると耳の炎症が治ると目の感染もグンと減るんです。

 

耳の鼓膜や歯周病は、そとからは見えないので、気がつかず繰り返すことがあります。もし顔を良く床に擦りつけてたら、

とりあえずは、速カラーして目を守ってから

ご相談下さいね!

 

あ、あと涙が減ってなる、ドライアイも犬もあります。

涙の量を検査することで、判りますし

治療方もあるのでご安心下さいね!

目やにが出たら、ふく!だけでは

いつまでも治らず、実は犬も辛い思いをひてるかもです。

ネット診察もしていますので、どうぞご相談下さいね!