話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

猫と住まいの解剖図鑑を読んで勝手に読書感想文その2

猫と住まいの解剖図鑑を読んで勝手に読書感想文その2


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前にも書きましたが私が好きなことの1つに DIY があります。


この本はさすがに建築士さんが書いただけあって設計が具体的です。

飼い主さんサイトからの欲求と猫サイドからの欲求も比較にして頭を支えてくれています。

なんとわかりやすい。

猫の都合ばっかりも聞いていられないのでいかにして人間が猫と快適に暮らせるか例えばトイレ対策はよく書いて下さっています。


今回2階に猫の遊び場を作ってあげたいなと思っていたので、最初は

市販のグッズをメルカリとかで探していました。

すると猫の体が下から見えるシースルーの猫部屋とか、綱渡りするような猫のキャットウォークとか。

たくさん売りに出ていました。


なんだ案外使ってない子多いんじゃないの?

最初はラッキー安く買える!

と思いましたがこの本を読むと、

楽しくなくなって使わないまたは不安で使わないから売りに出てるんだろうと思います。


時間を短縮するには市販のものを使うのが一番いいですが、猫が使わないのでは意味がありません。

人に見せて自慢するわけではなくうちの子達が楽しんで使ってくれれば一番いいわけです。


原点はうちの実家のニャンダーランドにありました!(笑)


私の父は、実は私は大学に入るまで犬派のようでした。

でも私が大学に入る時に家にいた犬に愛情の負担がかかりすぎるといけないということで、実家にいた妹と5000円ずつお金を出し合い、

ペットショップでシャム猫と思える猫を買って実家に置いて、その猫が

子供を産み、増えて依頼

元々子煩悩な父は、すっかり猫おじさんになってしまいました。


毎日毎日猫にご飯をあげお風呂に入れ寝かしつこの前にはトイレに行かせの日々だったようです。

隣に祖祖父母の家があり、既に祖父母は他界し、祖父母の家は拾った猫達と父の書斎になっていました。


猫を外に出すとエイズになるからと

自宅敷地を全部柵で囲みました

そこには、父が手作りで作ったキャットウォークや隠れ家が車庫1台分位ありました。

まさしく元祖父母の家の中から外までニャンだーランド(笑)

私は帰省すると、自宅以外の猫達の紹介をされるというパターンになっていました。

祖父母の家まで、猫達が占拠する前は、我が家の犬達を連れて帰れていたのですが、猫達がふえると、

猫が怖がるからと犬達を連れて帰らないてね!と父に注意される始末。


さて、この本に戻りましょう。

キャットウォークをなぜ猫が使わなくなるか?はつまらないから!

だそうです。

その道を通って、人が見えたり

外が見えたりするなら猫も使うだろうけれど、そうで無い場合飽きてくると!

さがナイス観察眼ですね!


あと、キャットウォークどうしは、

年齢と共に猫たちが足を痛めたりするのに備えて、段差を少なくしておくとか。

キャットウオークを作り過ぎると、猫の暴走に繋がるとか、飼い主さんの方に来なくなってしまうとか、

一匹だけと、2匹が寝れるような

キャットウォークの具体的な幅であるとか!

色々猫を飼っている方ならではの、

具体的なアドバイスは秀逸です。


猫を飼ってる方は、とりあえず読んでみられると良いかオススメ本です!