話せない犬猫の原病巣を発見するりえ先生のブログ

犬猫の行動から、日本の獣医大では未だ授業のない歯科治療のこと。皮ふだけを治すのでは治らない犬猫の皮ふを、真の原病巣を探ることで治すのが好きな獣医師がぼつぼつ書いています。

歯のケアグッズは有効か?

よくセミナーや勉強会で聞かれるのがまるまるという口に垂らすだけで餌にふりかけるだけでという歯周病のサプリは効くのか?

です。

先日来られたワンちゃんは動物病院で歯石が付きづらいというフードを紹介されて食べておられました。

 

何回も言いますが歯石は歯周病の原因ではありません。

犬猫達動物歯周病の原因は人と同じ菌=プラーク

菌の種類が違うだけです。

 

歯医者さんおすすめの歯の強化のガムは効果はあるそうです。

 

だからといって歯磨きをしないフロスをしないでガムばかり噛むバカはいないと思います。

お金に余裕があれば何を使っても、自由に!と思います。

ただそれだけです。

たとえそれが動物病院で売っていてもです。

 

当院の待合室ではほとんどそのようなものが、売られていません。

 

犬猫も飼い主さんも使える、私の使っているブランドの歯間ブラシや歯ブラシと、犬猫に使い易い歯ブラシです。

 

ほんとにそんな物があるなら、私が飛びつきます!

 

口の乳酸菌も、きちんと口の中の歯周病チェックと歯垢プラークコントロールが出来ているなら、有効と思いますが。

歯垢プラーク≒菌だらけの口に、乳酸菌をいれることは、口の菌は便の数倍になるそうなので、便の中にぬか漬けの菌を増やそうとしている状態なのです。

 

汚い口の中にいれても、ムダな気がします。

 

胃腸で菌を増やすという目的と思えば、

ありと思うのですが、犬猫の今の現状の口にいれて歯に効くとは、どうも思えない

私です。